<p data-uid="uD1uX4pk" data-time="1785686761016">せっかく採用できたのに、3ヶ月で辞めていく。また採用活動を始めて、また費用をかけて、また辞められる——。そのループを何度も経験してきた経営者は少なくないはずです。</p><p data-uid="VIhTUDO9" data-time="1785686761016">採用がうまくいかない理由を「良い人材がいないから」「媒体が悪いから」と考えている間は、このループから抜け出せません。問題の本質は採用の「後」にあります。</p><p data-uid="93dguUEK" data-time="1785686761016">250社以上の採用・人材育成を支援してきた株式会社JINJI8代表の岡邑亜由美さんは、こう断言します。「採用した時点では、まだ投資の段階。活躍するまでの支援をしないと意味がない」と。</p><hr data-uid="8cW82VfI" data-time="1785686761016"><h2 data-uid="yxTzX7yn" data-time="1785686761016" id="index_yxTzX7yn">採用コストが「回収できない会社」の共通点</h2><p data-uid="fz4ZNg7S" data-time="1785686761016">厚生労働省の調査によれば、大卒者の入社3年以内の離職率は約30%で、これは規模に関わらず一定して高い水準が続いています(<a href="https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00006.html" data-has-link="true">厚生労働省 新規学卒就職者の離職状況</a>)。中途採用の場合も同様で、入社1年以内に離職する人は約20〜30%にのぼります。</p><p data-uid="nRiKKRgq" data-time="1785686761016">採用1名あたりのコストは媒体費・選考工数・入社後研修費を含めると数十万〜100万円以上になるケースも多く、早期離職が続く会社は採用コストを永遠に「回収できない」状態に陥ります。</p><p data-uid="roY6jLBM" data-time="1785686761016">しかし、採用した全員が3年以上在籍し続けている会社も存在します。その差はどこにあるのか。</p><figure data-uid="rqpO8c4d" data-time="1785686804253" data-thread="" style=""><img src="https://storage.googleapis.com/studio-design-asset-files/projects/91aPl639al/s-115x150_21bc2db3-8c35-4dc6-811f-e011400c69dd.svg" alt="" width="636"><figcaption></figcaption></figure><hr data-uid="fzjTyAAs" data-time="1785686761016"><h2 data-uid="B2CSpTZo" data-time="1785686761017" id="index_B2CSpTZo">「人が辞める採用」と「人が定着する採用」は、どこが違うか</h2><p data-uid="IByIpNky" data-time="1785686761017">採用に苦戦し続ける会社と、採用した人が長く活躍し続ける会社には、採用プロセスの根本的な違いがあります。</p><p data-uid="FZodhpbY" data-time="1785686761017"><strong>人が辞める会社の採用</strong></p><ul data-uid="8Tw5d0Re" data-time="1785686761017"><li data-uid="Mbifday3" data-time="1785686761017"><p data-uid="o401qRt5" data-time="1785686761017">「とにかく人手が欲しい」から採用が始まる</p></li><li data-uid="qUb281YU" data-time="1785686761017"><p data-uid="YW7WcHVL" data-time="1785686761017">求める人物像が「スキル」中心でしか定義されていない</p></li><li data-uid="Jb7dVCX8" data-time="1785686761017"><p data-uid="IWDMzHLy" data-time="1785686761017">入社前と入社後で、会社の実態に大きなギャップがある</p></li><li data-uid="9ty4xW53" data-time="1785686761017"><p data-uid="JKmFaLDu" data-time="1785686761017">採用後の育成・フォローが現場任せになっている</p></li><li data-uid="AnpqR6rD" data-time="1785686761017"><p data-uid="V95VaQTA" data-time="1785686761017">「入社してから思っていた会社と違った」が繰り返される</p></li></ul><p data-uid="_Ry9vkKW" data-time="1785686761017"></p><p data-uid="GK1BUP4E" data-time="1785686761017"><strong>人が定着する会社の採用</strong></p><ul data-uid="hxy6vj2z" data-time="1785686761017"><li data-uid="iqTHCrsh" data-time="1785686761017"><p data-uid="xQclYZPR" data-time="1785686761017">「この人と一緒に組織を強くしたい」から採用が始まる</p></li><li data-uid="kSpXE667" data-time="1785686761017"><p data-uid="RwfUkyAG" data-time="1785686761017">経営者の考え・価値観まで踏み込んで人物像を定義している</p></li><li data-uid="xXL_dfKR" data-time="1785686761017"><p data-uid="mJvIrBhw" data-time="1785686761017">入社前から会社の文化・現実を正直に伝えている</p></li><li data-uid="qI02xV2l" data-time="1785686761017"><p data-uid="NYfKcp36" data-time="1785686761017">入社後の育成・定着支援がセットになっている</p></li><li data-uid="aE_kUEhs" data-time="1785686761017"><p data-uid="wQCjDUzM" data-time="1785686761017">採用した人が「ここで働き続けたい」と自分で選び続ける</p></li></ul><p data-uid="pA0WZWV8" data-time="1785686761017"></p><p data-uid="3rDLciw7" data-time="1785686761017">この違いを生む根本は、採用を「人手を補充するコスト」として見ているか、「組織を強くする投資」として見ているかの差です。</p><hr data-uid="4a29CpSH" data-time="1785686761017"><h2 data-uid="ZrrNwRq_" data-time="1785686761017" id="index_ZrrNwRq_">3名が9名になって、誰も辞めなかった会社の話</h2><figure data-uid="ZLDDbq9A" data-time="1785686853523" data-thread="" style=""><a href="https://coloroncanvas.jp/notes/jinji8_ayumi_okamura" target="_blank" rel="noopener"><img src="https://storage.googleapis.com/studio-cms-assets/projects/91aPl639al/s-1920x1080_v-frms_webp_093e9d1b-1b6e-41d0-8039-0723197bd6dd.png" alt="" width="" height=""></a><figcaption></figcaption></figure><p data-uid="zOTmXdv2" data-time="1785686864002">岡邑さんが支援してきた会社の中に、創業時3名の小規模企業があります。初めての外部採用を岡邑さんに依頼し、1名採用。それから3年後、社員はパートも含め9名に成長しました。採用した人が誰一人辞めていないままだそうです。</p><blockquote data-uid="AQsAwwDM" data-time="1785686761017"><p data-uid="884Vr__G" data-time="1785686761017">「経営者の考えていることやナンバー2の価値観などを聞いて、かなり話し込んでいるので、『スキルはあるけど性格や思考性が合わないだろうな』というのが私の中でなんとなく感じられるんです。それを面接シートに書いてご説明して、採用するかしないかをすり合わせながら面接をするので、入社してから『こんな会社だと思いませんでした』みたいなことがないんですね。」</p></blockquote><p data-uid="1CFl_pbJ" data-time="1785686761017">面接シートの中身でも、選考プロセスでもなく、「経営者とナンバー2の価値観を深く理解した上で採用する」という姿勢が定着の土台になっています。</p><hr data-uid="xG56fv4i" data-time="1785686761017"><h2 data-uid="uQPHVmsr" data-time="1785686761017" id="index_uQPHVmsr">「採用して終わり」が最も高くつく</h2><p data-uid="wgpkKVjg" data-time="1785686761017">岡邑さんが採用支援の現場で繰り返し目にしてきたのが、「採用した瞬間にサポートが終わる」という構造の問題です。</p><blockquote data-uid="uGG8ZSuz" data-time="1785686761017"><p data-uid="HSU7OVK7" data-time="1785686761017">「最終的なゴールはやっぱりスタッフが定着して活躍することなんです。採用した時点ではまだ投資の段階だと私は考えていて、活躍するまでの支援をしないと、『応募者100人集めました!終わります』ではあまり意味がないと思っています。人手を増やすだけの採用ではなく、『組織を強くする採用』の支援をしたいので、できる限り深く組織に関わっていくようにしています。」</p></blockquote><p data-uid="0BRrpiBE" data-time="1785686761017">採用後に入社者が何に躓いているか、現場でどんな不満が生まれているか、上司とのコミュニケーションはうまくいっているか——これらを拾い上げて早期に対処できる会社が、定着率を高めることができます。</p><p data-uid="XLvBQk1p" data-time="1785686761017">岡邑さんのクライアントには、採用後の面談代行まで依頼するケースも多いといいます。「採用してから辞めていく」ではなく、「採用してから定着させる」という意識の転換が、組織の成長スピードを変えます。</p><hr data-uid="me68HchS" data-time="1785686761017"><h2 data-uid="OQJ4kOMi" data-time="1785686761017" id="index_OQJ4kOMi">定着率を上げた会社が変えた3つのこと</h2><p data-uid="dcMyqmqS" data-time="1785686761017">岡邑さんの250社以上の支援実績から見えてきた、定着率が変わった会社に共通する行動変容です。</p><p data-uid="eGxagp59" data-time="1785686761017"><strong>1. 採用基準を「スキル」から「価値観の一致」に変えた</strong> 経営者が大切にしていること、会社がどこに向かっているかを言語化し、それに共感できる人を採用するようになった。「即戦力が欲しい」より「一緒に成長できる人を採りたい」という視点の転換。</p><p data-uid="s1xAzHcl" data-time="1785686761017"><strong>2. 入社前に「うちの会社のリアル」を正直に伝えるようにした</strong> 良い面だけを見せる採用から、課題や大変な部分も含めて伝える採用に変わった。結果として「思っていた会社と違う」という早期離職が減った。</p><p data-uid="eRXQ8q5M" data-time="1785686761017"><strong>3. 入社後の育成・フォローに投資するようにした</strong> 採用活動に使っていた予算・工数の一部を、入社後の育成・定期面談・フォローアップに振り向けるようになった。早期に課題を発見できる体制が、離職の芽を摘む。</p><hr data-uid="N_g2Qpnc" data-time="1785686761017"><p data-uid="mPgukla8" data-time="1785686761017"><strong>AI時代だからこそ、一次情報を残そう。</strong></p><p data-uid="rSFtv90s" data-time="1785686761017">カラキャンは、経営者や企業の魅力を可視化するインタビューメディアです。「採用に活かせる自社の魅力を言語化したい」「経営者の想いを採用広報に使いたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。AIはまとめることはできる。でも、その元となる情報は作れません。</p><p data-uid="RsCtWK8K" data-time="1785686761017">▶ <a href="https://coloroncanvas.jp/contact" data-has-link="true">カラキャンへのお問い合わせはこちら</a></p><hr data-uid="QpPKqwR_" data-time="1785686761017"><p data-uid="5HULcTUp" data-time="1785686761017"></p><p data-uid="jSwDhxaU" data-time="1785686896761"><em>取材記事:</em><a target="_self" href="https://coloroncanvas.jp/notes/jinji8_ayumi_okamura" data-has-link="true" rel="noopener"><em>岡邑亜由美さん(株式会社JINJI8)</em></a></p>